はじめに:このノートは何を扱うのか

マーケティング、SNS、UX、ブランディング。一見すると別々の領域に見えるこれらを、「人の認知と行動をどう設計するか」という一つの視点で捉え直すためのノートです。

扱うのは、こんな問いです。

このあたりを言語化していきます。


1. 大前提:人は論理で動かず、構造で動く

よく「論理的に説明すれば人は納得する」と思われがちですが、実際はそうでもない。

人が行動に至るまでには、必ず以下の4段階を通ります。

  1. 受容:向き合える(情報を受け取る準備ができる)
  2. 理解:わかった(情報が頭に入る)
  3. 納得:腑に落ちた(自分ごととして理由が落ちる)
  4. 行動:やってみよう(動いてもいいと感じる)

ここで重要なのは、これらが連続した心理状態であり、どれか一つでも欠けると行動は起きない、ということです。

とくに見落とされがちなのが、最初の「受容」です。どれだけ正しい情報でも、相手が「聞く気」になっていなければ、情報は入りません。

では、この4段階を「通過させる」ために何が必要なのか。それが次章以降のテーマです。


2. 構造者とは何をする人か